片付けのお話

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こんにちは、蘇芳です。
梅雨の最中ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
日本の夏は本当に湿気が多いですね。
カラ梅雨の年もありますが、今年はよく雨が降ります。
ウチなどは古い家なので、見えないところをひっくり返したらあちこちカビが王国を建設していることでしょう。怖い怖い…

片付けが苦手です。

ところで、皆さんはお片付け、得意ですか?
結論から申しまして、私は片付けが大の苦手です。
ゴミ屋敷とまではいきませんが、祖母の代からのアレコレがまだ整理しきれてない上に、数年前に亡くなった母の荷物もどっさり。
そもそも自分の持ち物がまったく片づけられません…
「あれはいらない!」「これはもう使わなーい!」なんてスパッスパッと思い切りよく処分できる人に心底憧れます。
それでも以前よりはずっと捨てられるようにはなりましたが、まだまだスッキリと片付けるには遠い道のり。

そんな私ですが50歳を目前に控えた今、「え~、お片付け苦手~♡」などとものを知らない乙女のようなセリフを言っているわけにもいかなくなりました。
だってそろそろ就活ならぬ「終活」を視野に入れねばならぬお年頃。
いつどこで何があって、誰が家に入ってこないとも分かりません。
泥棒さんではなく、レスキューとか、救急搬送とかだってあり得る。
どちらにしても今の状態の私の部屋では、泥棒さんが入ってきたら「先客がいた」と思われるでしょうし、救急の方なら事件性を疑われるかもしれません。

赤の他人なら百歩譲ってがまんするとしても、これがもし自分の親戚、ましてや旦那さんのご両親や兄弟が…なんて考えると恐ろしくて取り乱しそうです。

そんなわけで、今のところの命題は「家と部屋の片づけ」。
片付けが普通のこと、得意だという人にはまず理解できないと思いますが、こちらとしては心底本気ですし、深刻な悩みです。
しかし深刻だ~と思っているくせに、苦手だし面倒なのでついつい見ないふりにして後回しにしてしまう悪循環。
これを書きながらオエーとなりそうなくらい正面から向き合うのが苦痛です。
素敵な魔法で「綺麗なお部屋になぁれ~♪」なんてできたらどんなに良いか…

もっと悪いのは、そんながちゃがちゃの部屋でも過ごせてしまうということです。
「誰も部屋に入れない♪」と決めてしまえば、誰かと会うのはどこかファミレスとか綺麗なカフェとかにして、部屋に入るのは自分と惨状を知っている家族だけ。
その中でも本当に見せたくないものはあかずの間を作ってそこに放置。
下手にそこそこの部屋数があるから余計にたちが悪い。
ますます片付けから遠のいてしまう方程式のできあがりです。
これは本当にダメなやつ。

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思えば、小学生の頃からお片付けや整理整頓が苦手な子でした。
「また使うのに、なぜしまわないとダメなのかが分からない」とかではなく、お片付けの概念がそもそも無かったように思います。
母はそれはそれは綺麗好きな人だったのに、なぜその要素を受け継がなかったのか不思議ですし悔やまれます。
だからといって、汚い部屋が好き!とか綺麗だと落ち着かない!ということではなく、綺麗な部屋ならもちろん気分は良いし、職場や他人の部屋が散らかっていれば「汚いなぁ」と眉をひそめたくなります。
…なんか書いていてヒドいやつだと思いますが、本当のことなので正直に。

それでも子供の頃ならたいしたお小遣いももらってなかったので、それほど物が増えることもなく過ごしていたわけですが、大人になったらそうはいきません。
「あれ買って!」「ダメ!!」が基本だったおうちに育った方なら分かるかもしれませんが、成人して自分で稼げるようになると物欲が暴走を始めます。
押さえつけられていた分、お金を手にするとちょっと感覚がおかしくなるんでしょうか。平たく言うと「欲しいものを我慢できない」ということかもしれません。
そう考えると、小さい頃からお金との付き合い方を覚えるというのは大切なことですね。

私の場合、身の破滅までには至らなかったものの、現在に至るまでお金の失敗はちょこちょこして、そんな中で多少の判断力と忍耐力も付いたとは思いますが、今度は「厳選して買ったものを捨てられない」という問題にぶち当たりました。

Free-PhotosによるPixabayからの画像

だって、悩んで選んで買ったのに。

きちんと確立されていなかったとはいえ、自分の中で「どうでもいいもの」は買わないようにしていました。
だって、お金は大事だし、自分はまったくお金持ちではないからです。
その大切なお金で買うわけですから、他の人から見てガラクタでも自分にとっては大切な宝物です。
なので特に若い頃はなかなか捨て時が分からず、誰かにあげる、なんてこともできませんでした。

だって誰かにあげる、ってけっこう勇気がいりませんか?
なぜか自分の手を離れるとなると、さっきまで「もういいや」と思っていたはずのものが急にものすごく価値あるもののように感じてしまって、出した手を引っ込めたくなってしまうんです。
そして結局あげることができずに、時間をかけてリサイクルショップに持ち込んだり、そのまま捨ててしまったり。もはや意味が分かりません。
心理学的にナントカという名前がついていると聞いたような覚えもありますが、とにかくそのたびに「自分はなんていうどケチで嫌なやつなんだろう…」とため息をつきたくなりました。


ですが、本当に最近になって身近にいる人たちが「これ、いらない?」とお洋服や本などを、実に気軽にやり取りしているのを目の当たりにするようになりました。
主にお子さんのいるママたちなのですが、すぐに損得を考えてしまう隠れどケチの私にとって、ものすごく輝いて見えました。
すごい!女神様だ!
…そうだよね。
要らないんだから、他の人に使ってもらえば良いんだよね。

今考えると当たり前のことですが、その時の私には衝撃的でした。
そしてある本との出会いも衝撃的でした。
いまや有名すぎてわざわざ言うのも気恥ずかしい感じですが。
こんまりさんこと近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』です。

片づけの本質とは?

この本の中で、「使われないまま、しまっておかれるだけの物は可哀そう」というような内容の部分があったんですが、その言葉に頭を思い切りガーン!と殴られたようなもの凄い衝撃を受けました。
その瞬間、頭に浮かんだのは、何年も使われないまましまい込まれた物でいっぱいの我が家の納戸。そして自分の部屋でした。
物は人間に使われるために存在していて、自分のもとに来たのは持ち主を幸せにするためなんだという一文に、大げさでも何でもなく、私は気が付けば号泣していました。なんと我が家はモノたちにひどい仕打ちをしているのか…という罪悪感からです。
「君のことが大好きだ。愛している!」と言って家に連れてきたのに、そのまま放ったらかしにされて年老いていく、たくさんの哀れなお妾さんを連想してしまいました。
ああ!なんてひどい!!わが家族と我がことながら鬼畜の所業ではないですか!

…そうです、そうです。これを書きながらあの時のショックを思い出しました。
これでまた片付け魂に火をつけることができそうです。
ブログって素晴らしい。

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こんまりさんによれば、使わないものを使わないまま保管しているのは、無駄な空間を割いている状態。人間はモノを保管するために生きているのではない、と。
またまたガーン!!です。ほ、本当にまったくおっしゃる通りでございます…

S. Hermann & F. RichterによるPixabayからの画像

使わないものは「手放してあげましょう」とも書いてありました。
もう体形に合わない…
自分の好みや流行が変わってしまった…
そもそも私には合わないものだった…
明らかにもう使わない…

そんな物たちに「今までありがとう」「自分の好みが分かったよ、ありがとう」と感謝の気持ちで解放してあげましょう、と。
解放。まさに、解放です。
自分も物も呪縛されていたわけです。
そこからの解放とは、なんて素敵で軽やかな考え方なんだ!
よーし!!今までただ執着だけで持ってたあれもこれも手放すぞー!

と。…そんなあれこれを処分しようとすると必ず顔を出すアイツ。
そう。
もったいないオバケです。
皆さんにも覚えがあるでしょう。こいつが本当に手強いんですよね。
こんまりさんの本で感動した私も、いまだにこいつに悩まされます。
そんな時には、先ほどの「哀れなお妾さん」の残像で対抗するようにするのですが、もともとが片付け苦手なので苦戦を強いられます。むむむ。
さらにまたジワッと物が増えたりしちゃって、空回り感がすごい。

そんな時に出会ったのがこの本。

1つ買ったら2つサヨナラ。

この中で「なにか1つ買ったら、2つ処分する」という方法が紹介されていて、確かにそれだと確実に物は減らせるな~!と感動しました。
この考え方と出会ってから、買い物により慎重になりました。
だって買った数の倍、処分しなければいけないわけですからね。
あと「1つ買ったから2つ捨てないとね♪」という口実ができたことで、物を捨てるのが気楽になりました。

まだまだ先は長い感じですが、どちらにしても我が家と私の部屋の問題が一朝一夕で片づけられるわけがないので、諦めずに取り組んでいきます。

また、今朝見ていた両学長の動画の中で紹介されていたミニマリストしぶさんのブログのリンクも、自戒の意味も含めて貼っておきます。
よかったらチェックしてみてください。

「貧乏人の家に物が多い理由」by ミニマリストしぶ

両学長の動画はこちら。
「お金を使いすぎる人の思考・行動 よくある5パターン」

目下のところ、ラクマであれこれ処分するのが収入にもなるし良いかな、と思ってアカウントだけ作ってみました。
これから出品の研究です。
捨てるよりいいかな、くらいの感じで値段付けたら買ってもらえるかな?
なぜメルカリではないかというと、出品した場合の販売手数料が安いのと、楽天のポイントでお買い物できるからです♪

【公式】Web版ラクマ
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早いもので今年が半分過ぎてしまいました。
梅雨が明けると夏ですね~。
今年も暑くなるのかな…
熱中症に気を付けて、お互い元気に過ごしましょう。
それでは、また!
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございましたー!

次回は文房具、かな?

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