築60年。我が家は絶賛リフォーム中

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こんにちわ、蘇芳です。
ゆっくりお花見も行かないまま4月が終わりそうです。
皆さんはどちらかお花見行かれましたか?

Photo by Yan L on Unsplash

じーちゃんばーちゃんの夢のマイホーム

突然ですが、皆さんのお住まいは築何年ですか?
我が家は私の祖父母の代に建てたもので、築にするともう60年近くになります。

父の話では「親戚筋の大工さんに、初仕事で頼んだらしい」とのこと。
父は婿養子で、母と結婚した時にはもうこの家はあったので、建てている時の様子はわからない。
しかしまあ、その当時としてはまあまあ立派な家だったようです。

この家ができる以前の祖父母と母は、親戚2家族と狭い長屋のようなところで同居していたらしいので、「自分たちだけの家を持つ」というのは悲願だったでしょうね。

自分の身に置き換えると、親戚といえど他人が四六時中同じ家にいるなんて状況、考えるだけでゾッとする…

そんなこんなで祖父母が残してくれた我が家なのですが。
なにせ、築60年なわけですよ。


その当時はおしゃれだったろう砂壁は、触ればすぐにボロボロ落ちてくる。
断熱・防音・耐震性ってナニそれ美味しいの?
屋根や二階の重みで家全体に歪みがでてきてしまっていて、押し入れのふすまや二階の障子は、しばらく開けたままにすると今度は閉めるのが至難の業。
最悪の場合はもう二度と閉まりません。
(実は私の部屋がそう…)
床も、下の支えがあるのかないのか。
ところどころ畳がやけに沈むのよね~ヤダ不安~笑
砂壁と柱の間にはすきまができて、冬は暖房費がかさむったらアナタ。

…とまあ、挙げていったらキリがない。

実は15年ほど前に一度、水回りのリフォームだけしたんですよね。
母が何度も「お風呂を新しくしたい」と言っていたのに父が面倒くさがってスルーしていたのですが、いざやるとなった時。
お風呂場の壁を壊した大工さんが驚いて、慌てて父を呼んで。

「見てみな!中が空っぽで外のモルタルだけだよ!今までよく崩れなかったねー!!」

なんと、白アリが壁の一番内側の木材部分をまるっと食べちゃって、塗装の部分しか残っていなかったんです。

これには父も真っ青…

ここ数年、やたらと羽アリが多いと思って怪しんでいた母と私は「やっぱりね…」という感じでした。

覚悟の時

さて、話は今に戻りまして。

私が結婚し(おかげ様で今年で10周年になります)父と同居し、その父も80歳の大台にのりました。

周りの環境もいろいろと変わり、私が子供の頃は夏の間に数日程度だった30℃を越える真夏日も、それが当たり前になったり。
それなりに我慢できた冬の寒さもキツイな~と感じたり。
自分たちも歳を重ねて、体力や気力もそれなりに落ちてくるわけです。
長年住んできた我が家のアラも目に付くようになります。

「お前たちがこの家に住み続けてくれるつもりなら、それなりに考えないといけないなあ」

父がそんなことを言うようになったのは、母が亡くなって数年経ったころからでしょうか。

Photo by Jeff Sheldon on Unsplash

自分たちが死ぬまでこの家がなんとか建っていてくれれば、それでいいよね~などと私たち夫婦はのんきに考えていたので(子供はいないし資金も無いし)
「他に行くあても無いんだもん、ここにいるよ」
と軽い気持ちで答えていました。

しかし父は本気で考えてくれていたようで、今年に入って突然
「深津(仮)さん(近所の棟梁)にリフォームのことお願いしてきたから、2人の希望があったらまとめといてくれ」
と言ってきました。

うええええ?!
この物であふれ返るこの家を!?

まず片付けなきゃじゃん!!!

嬉しさより「めんどくさッ!!!」という心の叫びが先。
それはたぶんウチの旦那さんも同じ(ダラダラ夫婦…笑)

なのでつい「え…そ、そんな急がなくてもいいよぉ?(うふ?)」などとはぐらかしたりしていたのですが、今年2月のある日。

「深津(仮)さんが3月になったら手が空くから、ウチ見に来てくれるってよ」と父。


なんだってーーー!!(ドカーン)

おーまいがーーっ!! https://www.pakutaso.com/20150147015post-5058.html


…ヤバいヤバいヤバいぃぃぃ…
これはいよいよ腹をくくらねばならん。


終の棲家へトランスフォーム

そんなわけで3月初旬。

めんどくさいとか何とかウダウダ思ってましたが。
我に返ってみれば、こんな好機は二度とない!
だって父が「費用は俺が持つから」と言ってくれてるんだもの!
なんというありがたい話!
父よ、ありがとう!!

大慌てで、でも真剣に「自分たちの住みたい部屋とは」のプランをひねり出し、スケブにざかざか殴り書きしたイメージ図を、来てくれた棟梁に見せてプレゼンしました。

せっかくやってもらうなら拙者、本気で臨む次第!!
(そりゃそーやで)


棟梁にリフォームをお願いするのは1階の居間と、そこに隣り合った一部屋。
私たちの寝室がある2階は「また今度…」ということになりました。
まあホレ、先立つものとか片付けとかムニャムニャ…

ともかく今回のターゲットは15年前のリフォームで手を入れてない、1階部分の最後の二部屋。
築60年のままの古~い和室です。


そんなわけで今回のメインテーマは…
部屋の仕切りがふすまのみだったので「壁が欲しい!」
(冗談みたいですがコレ切実)

部屋はどちらも和室から洋室へ変更。
床の間は、本好きの旦那さんのために本棚を据え付けたブックスペースに。
使わなくなった押入れを、使いやすいウォークインクローゼットに。

それと、すでに虫の息の給湯器を交換したいという父の意見。


3月中に棟梁と何度も、やりたいことと予算のすり合わせをして。
ブックスペースもウォークインクローゼットも採用!
給湯器は棟梁のすすめでエコキュートの導入を決めました。
(灯油が要らないので、燃料費が高い地域はイイらしい)


そして3月の下旬。
「ホントは休みなんだけど暦が良い日なんで、材料だけ運び込んで壁を少し壊すまねごとして『始めた』ってことにするからね~」

棟梁のその言葉で、父と私たち夫婦がお互い心地良い、夢の「終の棲家」へ我が家を変身させるリフォームがスタートしました。

開けてビックリ!

リフォームが始まって、いきなり大きな壁にぶつかりました。

まずは、居間の壁・床・天井をはがすことから始まるわけですが、壊してみてビックリ。

柱の土台はどこかから拾ってきたような石をくさびで無理やり平らになるよう固定しただけ。
家の基礎となるはずのコンクリートは家の外側だけ。
柱や天井の梁も、おかしなところで切れたり、短い材木を継ぎはぎしてあったり。


ん~何と言いますか。
いわゆるアレよ。
「ぼったくり」
「手抜き工事」

ってやつ?

ぎょええええ


見えない部分がすべていい加減な仕事で、棟梁に指摘されて一同呆然。

「物のない時代だったから仕方なかったのかね~」という父の言葉に、最初は「そうだね~」と苦笑いして合わせていた棟梁でしたが、しだいに
「いくら物が無い時代だっても、こりゃあひでえよ!」と怒り、呆れ。

同じ職人として、どうにも許しがたい所業だったようです…^^;

すおう
すおう

…てかさ~、うちの親戚筋の大工?
しかもウチが初仕事だったんでしょ??
そういうのって普通は気合入れてやるもんじゃないの?


まったく…民度が低いという他ないよね
ホント情けない…


さらに作業を進めるにつれ、棟梁の怒りや呆れは

「これで今までよくもってたなあ…
 崩れそうでおっかねぇなあ…」

という恐怖に変わっていき…
(そりゃそうだ)

結果、我が家のリフォームは
補強に次ぐ補強から始まったのであります(笑)

リフォーム進行中♪

その後も、別の場所を開けるたびに衝撃が走っていた我が家ですが(笑)腕の良い棟梁と、そのお仲間のおかげで、今日時点で部屋の下地がほぼ完成となりました。

いよいよ明日は壁紙が貼られる予定です!
うおおお!楽しみ!
おかげ様で、すでに全く別の家のように綺麗になりました(感涙…)

来月中には完成の予定だそうです。
本当はビフォーアフターをお見せしたいのですが、どこまでOKやら…うーむ。
てか、ばたばたし過ぎててビフォーを撮ってなかった気がするよ!
(アホやな)


当初の予定より確実に材料と手間が増えていて、工事費がどれほどかさむのか考えると怖いので考えませんが(ブルブル…)家が潰れることを考えたら背に腹は代えられないというか。
それに、棟梁の「変なもん見たら直さないわけにいかねえ」という職人のプライドに火が点いてしまっている以上、私も貯金を吐き出す覚悟で臨んでいます(血の涙)ガハッ


そんなわけで、今回はこの辺で!
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

↑新しい部屋に置きたいもの2位♪
ヨ〇ボーより全然安いけど、レビュー高いしこれで全然OKと思ってます。

ちなみに1位はハンモック。
実はもう買ってあったりするフフフ…
耐荷重300㎏あればさすがに平気じゃろ。


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